マーチン マグナ トランペットです。1967年Wurlitzer傘下の時期の製造当時既に人気だったcomitteeにオプションを付けて値段設定を上げた上位モデルです。コミッティーはいくつかの年代のものを所有していますが、それらと比較しても群を抜いてウッディーな音色の個体です。（ハンドクラフトに近いものはありますが、それ以上です。）マグナはこの個体しか持っていないのでマグナの特徴なのか、この個体の特徴なのかは不明です。マウスピースと吹き方によっては自分でもクラリネットかと笑ってしまうほどなのでその特徴を活かして使うと面白いと思います。
特に旧いコミッティーは音程が甘く（スロットが広い）なる傾向がありますが、この楽器も非常にスロッティングが曖昧です。その分歌いやすいですがソロならともかくアンサンブルは何も考えずに吹こうとすると厳しいと思います。
◆状態ものすごく吹きこまれて、使い込まれた個体だと思います。各所に修正跡、当て金による修理があります。現状では凹みは見当たりません。ピストンはとてもスムースで気密も問題ありません。（これだけ使い込まれた個体としては信じがたいレベルです）スライドもスムースです。1番スライドのトリガーは外されています。
◆参考URLコミッティーとマグナの成り立ちhttp://brassamplifier.blogspot.com/2017/09/blog-post_3.htmlマグナの歴史https://www.brasshistory.net/r59.htmlhttps://www.brasshistory.net/Martin%20Trumpet%20Magna.pdf
写真のケースが付属します。ロック機構、ラッチは機能しますが、蝶番が壊れていますその他の付属品はありません。